こんにちわ!ムビ8管理人のアイランドです!
本日は劇団四季の『ノートルダムの鐘』についてご紹介いたします!
まずは公式のPVをご覧ください!
あらすじ
舞台は15世紀末のパリ
町の中心に位置するノートルダムの大聖堂にある鐘撞塔にカジモドという、背骨がひどく曲がった醜い青年が住んでいた。
彼は幼い時にフロローに引き取られ、その醜い容貌からこの塔に閉じ込められ、外界と隔離されて過ごしてきた。唯一の友達は日々を共に過ごす、意志のないはずの鐘やガーゴイルの石像たちのみ。
今年も年に一度の「らんちき祭り(トプシーターヴィー)」の日がやってきた。
盛り上がる民衆を目にし、友達のガーゴイルたちの後押しも受け、ついに大聖堂の外世界へ…。そこで美しいジプシーの踊り子エスメラルダと出会う。
差別なく優しく接する強気女性エスメラルダにカジモドは恋心を抱く。しかし、その場に居合わせた大助祭フロロー、警備隊長フィーバスまでもが彼女に惹きつけられていたのだった。
エスメラルダを巡って回りだす3人の恋の歯車。そんな中、大助祭フロローは真面目な聖職者であり、自身を惑わせる彼女を「悪」とし、パリの街を燃やし尽くしてでも捉えようとに動き出す。
フロローの愛は憎しみと変わりエスメラルダを火炙りの刑に処すことを決める。カジモドはエスメラルダを助けるために立ち上がるが……。。
答えて欲しい謎がある「人間と怪物」どこに違いがあるのだろう?
上記の言葉は劇中の最初と最後で2回問われます。
皆さんはどこに違いがあると思いますか?
姿かたちが醜く蔑まれるものが「怪物」なのでしょうか?
そういったものを蔑み嘲笑する民衆が「人間」と呼べるのでしょうか?
きっとこのミュージカルを観終わったあとは、この問いについて、
作品のメッセージ性について、心が重くなり、様々な気持ちが巡るでしょう。
儚く、哀しく、それでいて喜びがあり、誰しもが人間らしく生きているのです。
人間の誰しもが持つ、「陰」と「陽」の様相を繊細に描くことで、
深く美しい人間ドラマが創り上げられている、そんな作品となっております!
作品情報
原作:ヴィクトル・ユーゴー
作曲:アラン・メンケン(『アラジン』、『美女と野獣』他)
作詞:スティーヴン・シュワルツ(『ウィキッド』他)
脚本:ピーター・パーネル
演出:スコット・シュワルツ
初演:1999年ドイツベルリン
2014年北米
2016年日本(劇団四季)
『ノートルダムの鐘』ナンバー一覧
英語タイトル | 日本語タイトル | 歌 |
---|---|---|
1幕 Olim | オーリム(いつか) | アンサンブル、クワイヤ |
The Bells of Notre Dame | ノートルダムの鐘 | フロロー、ジェアン、デュパン神父、アンサンブル、クワイヤ |
Out There | 陽ざしの中へ | フロロー、カジモド |
Topsy Turvy | トプシー・ターヴィー(パート1) | クロパン、カジモド、アンサンブル |
Rest and Recreation | 息抜き | フィーバス、フロロー、アンサンブル |
Rhythm of the Tambourine | タンバリンのリズム | エスメラルダ、クロパン、フロロー、フィーバス、カジモド |
Topsy Turvy | トプシー・ターヴィー(パート2) | エスメラルダ、クロパン、アンサンブル |
Into Nortre Dame | サンクチュアリー~聖域 | カジモド、フロロー、エスメラルダ、アンサンブル |
God Help the Outcasts | 神よ 弱き者を救いたまえ | エスメラルダ、アンサンブル、クワイヤ |
Top of the World | 世界の頂上で | カジモド、エスメラルダ、アンサンブル |
Tavern Song (Thai Mol Piyas) | 酒場の歌 | エスメラルダ、フロロー、アンサンブル |
Heaven’s Light | 天国の光 | カジモド |
Hellfire | 地獄の炎 | フロロー、男性アンサンブル、クワイヤ |
Esmeralda | エスメラルダ | 全キャスト |
2幕 Entr’acte | 間奏曲(アントラクト) | クワイヤ |
Flight into Egypt | エジプトへの逃避 | カジモド、聖アフロディージアス、アンサンブル |
The Court of Miracles | 奇跡御殿 | クロパン、アンサンブル |
In a place of Miracles | 奇跡もとめて | エスメラルダ、フィーバス、カジモド、クロパン、アンサンブル |
Justice in Paris | ノートルダムの鐘 リプライズ | アンサンブル |
Someday | いつか | エスメラルダ、フィーバス |
Madeof Stone | 石になろう | カジモド、アンサンブル |
Finale | フィナーレ | 全キャスト |
ディズニーらしからぬディズニー作品
ここまででなんとなく違和感を感じた方もいらっしゃると思います。
ディズニー作品なのにディズニーらしくない…。この作品知らない…。
基本ハッピーエンドでおなじみのディズニー作品ですが、
『ノートルダムの鐘』に関しては、「誰も救われない悲劇」の物語です。
お子様やカップルで「ディズニーだ~~!」というテンションで観るとなると、「あれ、なんか違う…。」となるかもしれません(笑)
ビターな大人向けの作品なので、そこは頭に入れて観劇するといいですね!
まとめ
- ディズニーらしくない大人向けの作品
- 重厚な世界観と儚く切ない悲劇
- なにが人を「怪物」とし、なにが人を「人間」とするのか
劇団四季『ノートルダムの鐘』の紹介は一旦ここまで!
その他の場面の詳しい考察やメッセージの答えなどについては別の記事でご紹介させていただきますね!これを読んで作品に興味を持っていただけたら嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!それでは、また!!