こんにちは!ムビ8管理人のアイランドです!
本日は映画『ガンズ・アキンボ』のあらすじや感想などを紹介していきます!
本文にはネタバレを含みますのでご注意ください!
まずは公式の予告編をご覧ください!
作品情報
簡単なあらすじ紹介
ゲーム会社のプログラマー、マイルズ(ダニエル・ラドクリフ)はネットのコメント欄に過激な書き込みをする“クソリプ”で日々の鬱憤を晴らしていた。ある日、殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」でクソリプ祭りをしていたマイルズは、闇の組織に襲撃されてしまう。目を覚ますと、マイルズの両手にはボルトで拳銃が固定されていた!! さらに「スキズム」に参加し最凶の殺し屋ニックス(サマラ・ウィーヴィング)と戦って 24 時間以内に勝てと命令される。彼女のノヴァ(ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)も人質にとられてしまい、逃げ場なし!! 果たしてマイルズは、二丁拳銃(=アキンボ)を武器にこの無理ゲーを攻略し、彼女を救うことができるのかー!?
ダメ男×ダニエル・ラドクリフ
主人公はハリー・ポッター役でお馴染みのダニエル・ラドクリフ!
典型的なダメ男を見事演じきっております。ハリーポッターのイメージが強すぎる俳優さんですが、実はゾンビの死体役とか、色々な役柄にもチャレンジされているんですよ?今回は、ネット上でこそ真価を発揮するダメダメ人間役です!(笑)
主人公マイルズの日常の楽しみといえば、そう、“クソリプ”(笑)
ネット上で暴言を吐きまくり、マウントを取って、日頃のストレスを発散し、酒に浸るというどうしようもない性格の持ち主で、職場でも上司にいじめられています。そんなある日、巷で話題の“スキズム”を発見。ここにもクソリプをしまくる!その書き込みが運営に見つかってしまったのにも関わらず、オンライン上では無敵と信じてやまないマイルズは、煽って煽って煽りまくります!これに運営側が大激怒。IPアドレスから住所を特定されてしまい、慌ててPCを閉じるマイルズ。しばらくしてドアをノックする音が聞こえます。スキズムの運営に拉致され、とんでもない展開へ…!
スキズムってなんなの?
スキズム=殺し合いの生中継サービスのことを指します。
社会から見捨てられたならず者や、極悪犯罪者たちがバトル形式で殺し合う様子を生配信する闇サイトです。視聴者は、この現実離れした殺し合いを楽しみ、物語の中でも様々な視聴者が、生配信を見る様子が映し出されます。これは、映画の観客(我々)の感覚にリンクしており、この映画を観ることとスキズムを楽しむ視聴者が、上手く通じ合っていると感じました。
スキズムはウイルスだと言及する部分があり、このサービスは全世界への展開を予定しています。そのためにまずは、最強の殺し屋ニックスをスキズムのスターとして捲し立て、スキズムファンを増やしている真っただ中でした。
ネット民VS最強の殺し屋の死闘!
スキズム運営を煽りまくったマイルズは拉致され、改造手術を施されます。両手に拳銃を釘でがっちり固定され、拳銃を手放せません。落ち着こうとするマイルズはとりあえずトイレへ。しかし、一歩間違えば拳銃を発射してしまいます。恐る恐る用を足す姿がシュールでした…(笑)
最強の殺し屋ニックスとバトルし、勝てば開放という条件を叩きつけられたマイルズ。そして、ニックスがマイルズの家を強襲します。犯罪歴もない冴えないマイルズに一瞬戸惑うニックスでしたが、殺しにためらいはありません。容赦なくマシンガンをぶっ放してきます。慌ててそこから逃亡するマイルズ。
こうして、ネット民VS最強の殺し屋のバトルが勃発するのでした。
最強の殺し屋ニックスの過去
最強の殺し屋ニックス唯一の弱点は炎でした。
炎を見たニックスはフリーズ。過去の記憶が蘇ります。彼女は幼い頃に車の事故で母親を亡くしています。両親と車に乗っていたところ、謎の爆発に巻き込まれ、父親が命からがら幼いニックスを救出。母親は間に合いませんでした。父親のデグレーブスが若い時、現在スキズムを運営しているリクター率いる犯罪組織に大打撃を与えたのですが、リクターは取り逃がしてしまいました。この腹いせとして爆破を仕込み、母親を抹殺。この過去がニックスの強烈なトラウマであり、ここまでグレてしまった最大の要因です。デグレーブスは、グレたニックスを止めるため、このスキズムの事件の捜査に関わっていました。
ひょんなところから、警察がマイルズを保護。ニックスの過去と事件の真相をデグレーブスから聞きます。警察署に連行されるかと思ったら、車は人気のない場所へ…。疑問に思ったニックスの父親は運転手のスタントンに理由を問いますが、即座に射殺されます。
リクターの一味として、スキズム側の人間が警察に紛れ込んでいたのです。そして、リクターからの伝言をマイルズに伝え、その場から去りました。そこにニックスがGPS追跡により登場。
ニックスが放った弾丸は、マイルズの胸に数発届き、殺し合いはニックスの勝利で決着。スキズム運営はこの結果に歓喜。ニックスとの約束であった犯罪歴を消すということを守ることはなく、彼女を消すために追っ手を手配するのでしたがーー。
マイルズ×ニックスまさかの共闘!
殺し合いはニックスの勝利で終わったかと思いきや、これはマイルズの作戦でした。防弾チョッキを着て、弾丸を食らうことで死を演出。その後は、両親の仇であるリクターのスキズムをぶっ潰すという作戦に移行していたのです。
ニックスは父親も殺されたと知り、仇を取るために、マイルズは拉致された元恋人を救い出すために。お互い手を取り、スキズム運営の本拠地へ。ここからが大迫力のバトルシーンが始まります!ニックスとマイルズのバトルもカーチェイスなど迫力満点でしたが、この攻城戦は撃って撃って撃ちまくり、モブ敵は次々に倒れていきます。危機感を覚えたリクターはヘリを呼び、現場を部下に丸投げして屋上へ逃亡しました。
いざスキズムの奥地に辿り着いた二人。そこにはマスクを被った中ボス。こいつがなかなか手ごわく、銃弾残り一発のマイルズを最後の切り札として、ニックスが敵地へ飛び込みます。多数の銃弾を浴びますが、彼女は止まりません。両親の仇のために、身体に爆弾を巻いて中ボスに突進し、自爆。周囲の敵は全滅し、マイルズはなんとか爆発をしのいで、元カノが残した痕跡を追って屋上へ。
屋上という理想的な場所でのラスボス戦に挑むマイルズ。ここまでの戦いですっかり戦人になったマイルズは最後の弾丸を発射!しかし、その弾丸は明後日の方向へ。リクターに銃弾を食らいましたが、元カノの決死の一撃でリクターがひるんだところを、すかさず突進し、屋上から突き落とすことに成功。
無事、元カノと復縁するマイルズ。しかしこれは彼の願望の景色でした。現実ではこの状況を受け入れられず、PTSD(心的外傷ストレス)気味の元カノはマイルズを恐れ、現場から逃げ出してしまいました。
現実って甘くないんですねえ…。
スキズムのその後の世界
なんとか一命を取り留めていたマイルズ。両手に固定された銃も取れ、高そうな車を運転しています。その中で「ガンズ・アキンボ」というアメコミを読んでいました。これは元カノがあの一件以来に出版したもので、マイルズと元カノのノヴァが経験したことを基に、アキンボは正義のヒーローとして描かれています。
リクターが死ぬ前にスキズムは全世界に展開され、止めることはできないと言っていたように、全世界へスキズムのサービスは拡散。運営はほぼ全滅したものの、他の誰かがこのサービスを引き継いで運営しており、世界的なサービスに成長してしまっていました。
マイルズは両手に銃を取り、かつてのニックスのようにスキズムの有名プレイヤーとして、犯罪者や犯罪組織と戦う道を進んでいくのでした…。
アイランドの感想まとめ
この映画をまとめると、
- 圧倒的火力のガンアクション
- クソリプ、ダメ、絶対!!
- 丁度いい上映時間とテンポ
以上のような映画でした!
まず両手に拳銃を取り付けられ、一般人が殺し合いバトルに参戦するという設定。ただの一般人を最強の殺し屋ニックスが全然仕留めきれないというところは、まあ映画なので置いておきましょう。この設定は、観衆を引き込ませます。そして我々はスキズムの視聴者と共に、マイルズがニックスと戦うのを観て楽しんでおり、スキズムの世界との一体感を感じました。素人ながらに二丁拳銃を扱うのは無理がありつつも、徐々に順応していくマイルズとニックスのガンアクションは圧倒的でしたね。
しかも、この戦いに巻き込まれた理由が“クソリプ”をしてしまったせいという点も笑えます(笑) 昨今ネット上での嫌がらせが社会問題となっていますが、匿名性であっても、個人を割り出されかねないという警鐘のようにも感じました。この“クソリプ”に反応するスキズム運営もアレですが、まあマイルズの自業自得ですね(笑) ともかくネットで顔はわからなくても、個人を特定される可能性があり、人を傷つけるネットでの嫌がらせ、この映画でいう“クソリプ”は絶対にやめましょうね!
最後に、この映画は上映時間が98分と短く、中だるみしないテンポいい作りとなっている点も素晴らしかったです。この短い時間の中でマイルズの成長と、ニックスの過去、そしてスキズムについてよくまとめられています。次は、最強の殺し屋マイルズがスキズムをぶっ潰す物語になりそうですね。続編は未定でしたが、こんな続編を期待したい自分がいます(笑)
最後に本編映像をチラ見せしちゃいます!
興味ある方は是非ご覧ください!それでは、また~!