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映画『ゾンビスクール!』みどころ・感想【ネタバレ有】

みどころ

Lionsgate / Photofest / ゲッティ イメージズ

この映画のみどころとして挙げられるのはまず、

『生徒 VS 教師 の容赦なきバトル』 でしょうね!!

現実でもよくある構図かもしれませんが、文字通り容赦ないです(笑)

言う事を聞かない悪ガキどもを、指導する立場の教師たちが、バットやらシンバルやらを使って、頭をかち割ったり次々に葬っていくわけです。終盤にはキッズゾンビの巣食うプレイランドにガソリンを撒き、火をつけてこう言います。

『お前らの成績は全員Fだ!!お寝んねしな、クソども』

コンプライアンスもクソもない内容ですよね(笑)

しかし、この内容が振り切りすぎていて逆にスッキリします!(笑)

次に挙げられるのは『クセの強すぎる教師陣』です!順番にご紹介します。

(C)2014 Cooties, LLC All Rights Reserved

クリント(担当科目:国語)

小説家を目指していたが、諦めて母校の臨時教師へ。慣れない教師生活で、生徒になめられる典型的なヘタレ教師。元同級生のルーシーと再開し、いい感じになるもウェイドに目の敵にされる。武器はラクロスのスティック。

ルーシー(担当科目:)

クリントの元同級生でウェイドの彼女でもあり、三角関係の中心人物。母校でずっと教師を務めており、クリントのことを気にかけている。

ダグ(担当科目:理科)

感情をあまり表に出さない。俗にいうコミュ障な先生。キッズゾンビを素手で解剖したり、やけにウイルスに詳しかったりサイコパスな一面を持つ。武器は特製スタンガン。

ハタチ(守衛)

口数は少ないが、武術にたけている東洋人の守衛さん。なんか一人でキッズゾンビに突っ込んでいったり、オチのない長話をしたりと雑に扱われがち。武器は素手によるカンフー。

ウェイド(担当科目:体育)

ルーシーの恋人で、クリントをライバル視している短気教師。教師のリーダー役を担うが、キッズゾンビが学校を襲っているのに気づかず、バスケのフリースローを外し続けるような抜けてる一面もある。武器はトスマシーン。

トレイシー(担当科目:美術教師)

物腰丁寧で軟弱な性格。いかにもゲイっぽい先生。物語終盤でゲイであることをカミングアウト。武器は数本のフォーク等で作成した特製フレイル。

レベッカ(担当科目:社会)

ヒステリックな性格で、授業では主観的な主張を子供たちに語り掛けるズレた先生。ゾンビ騒動では一番大騒ぎしていて、非常にうっとうしい。武器はシンバル。

その他の皆さん

ゾンビ化を免れた生徒2人、真面目が故に速攻で食べられちゃう副校長先生を筆頭にした真面目なモブ先生達。仕事中にオクスリをキメちゃうぽっちゃり警備員さんなど。

この教師陣をはじめとした、その他の愉快な登場人物で、物語は彩られます。中でもウェイドは典型的なイヤな奴として、教師たちを乱暴にまとめますが、終盤ではこれが頼もしく、必須な存在になっていくのが面白いです!個人的にはウェイドの抜けてるところから、短気なところ、漢気溢れるところが大好きです(笑)

是非皆さんも推し教師を探してみてください!(笑)

感想

Lionsgate / Photofest / ゲッティ イメージズ

上記の画像は、周囲がキッズゾンビで溢れかえる中、フリースローが全く決まらず苛立つウェイドが、やっとの思いで決めた瞬間に周囲の状況に気が付きます。驚くウェイドは子供たちに理解を示しますが、『でも先生を食べちゃダメだろ…!』と走り出すというシーンになっております!

この海外的なノリと、過激さがゾンビ映画らしい上に、コメディ映画らしくもあり、絶妙なバランスで個人的にはとても面白かったです!

冒頭のナゲットの製作工程が一番グロかったかもしれません。鶏の首を絞めるところから、ミンチにするところなどとてもリアルなので、しばらく大好きなマ〇クのナゲットを見られなくなってしまうかも…。苦手な方は最初の数分はスキップしても良いかと思います!

とにかくクセの強いヘタレ教師陣と、憎たらしく頭のいいキッズゾンビの攻防はヒヤヒヤする展開も多く、コメディに寄りすぎていない、ホラー映画としての面白さを感じました。三輪車と子供の組み合わせの怖さと言ったらもう(笑)

結末としては、プレイランドのキッズゾンビたちを燃やし尽くした後に、子供たちのいないところへ走り出していくのですが、『続きがあるの?』と思うようなざっくりとした終わり方をします。まあホラー映画ってこういう含みを持たせた終わらせ方をするので、良しとしましょう(笑)

私としては、ゾンビ映画として普通に楽しめた作品でした!!

まとめ

(C)2014 Cooties, LLC All Rights Reserved
  • ゾンビ好き、コメディ好きは必見!
  • 『SAW』シリーズも手掛けた制作陣によるスプラッター描写
  • チキンナゲットを食べるのを我慢したい人におススメ

最初のナゲット製作工程から、教師VSキッズゾンビの白熱したバトル、過去映画のパロディなど、様々な面から楽しめる作品となっております!!

『ロード・オブ・ザ・リング』でおなじみのイライジャ・ウッドや『SAW』シリーズの脚本を手掛けるリー・ワネルが制作として関わり、キャストとして出演もしているという実はかなり豪華なキャスト陣で構成されています。各キャラクターの個性がいい方向に出ており、最後まで飽きずに楽しめるかと!

この記事を読んで興味を持っていただけたら、是非ご覧ください!!