映画『モンスターハンター』あらすじ・感想【ネタバレ有】

簡単なあらすじ紹介

作戦行動中に砂漠で消息を絶った偵察小隊。その探索に当たっていたアルテミス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）率いる特殊部隊は、突然、激しい砂嵐に飲み込まれてしまう。砂嵐が去った後、彼らの眼前に現れたのは、未知なる世界の光景と…ありえないサイズの超巨大モンスター!! 近代兵器が通用しないモンスターの猛攻に、小隊は全滅寸前にまで追い込まれる。絶体絶命の危機を救ったのは、見慣れぬ装備を身にまとい、巨大な剣を携えた一人の男（トニー・ジャー）。彼はモンスターを狩るために戦う者＝モンスターハンターであった。
アルテミス達はなぜ、モンスターが跋扈する世界にやって来たのか? 元の世界に戻る方法はあるのか? すべての真実を知るためには、次々襲来する巨大モンスター達を倒し、生き残るしかない。狩るのは人間か? モンスターか!? 究極のサバイバルがいま始まる!

引用:https://monsterhunter-movie.jp/about.html

あのモンハンが待望のハリウッド化！

あの『モンスターハンター』がハリウッドで映画化される日が来るとは…

モンスターハンターは全世界で累計6500万本を売り上げた超人気ゲームです！最近では『モンスターハンターライズ』が発売されましたよね！初のswitch版ということでかなり期待されているようです！もちろん私も購入しました(笑)

【発売日（2021年3月26日）以降のお届け分】モンスターハンターライズ -Switch (【数量限定特典】「オトモガルク」と「オトモアイルー」の重ね着装備など 同梱)

PVではディアブロスが出てきていますよね！モーションやらビジュアルやらはさすがのハリウッド！監督のポール・W・S・アンダーソンは『バイオハザード』シリーズの監督も務めています。カプコン×ミラ・ジョヴォヴィッチと、『モンスターハンター』で夢のコラボを実現！期待大な作品になっております！

では、実際に観てどうだったか？以下に続きます！！

モンスターに並の人間は太刀打ち不可

消息を絶ったブラボーチームを捜索に来たアルファチーム。その捜索過程で大きな砂嵐に巻き込まれます。目が覚めるとそこには大砂漠が広がっていました。混乱するアルファチームでしたが、そこでブラボーチームの痕跡を発見。ブラボーチームはすでに壊滅しており、真っ黒に焼け焦げた死体が転がっていました。砂漠が溶けてガラスになるほどの高温で攻撃されるなんて普通じゃない…。チームには不穏な空気を感じ取り周囲を警戒。そこに奴が…！

ディアブロスの登場です！

圧倒的ビジュアルとモーションにさすがハリウッドと感心。しかし、映画の中ではロケット弾やガトリング弾を撃ちまくるも歯が立たず、蹂躙される隊員たち。屈強な隊員のほとんどが戦死してしまいます。命からがら洞窟に逃げ込みますが…

ゲームならおそらく雑魚キャラの蜘蛛のモンスター

こいつらに囲まれてしまい、残りの隊員もあえなく戦死。なんとか助かったのはアルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)のみでした。アルテミスはこの遺跡に居合わせたハンターと接触。最初は言語も通じずに敵対していましたが、時が解決し仲間に。ハンターにモンスターへの対処を学び、晴れて双剣使いになったのです。

問題のモンハンらしさは…？

これは賛否両論ある部分かもしれませんが、結論から言います。

モンハンらしさはほぼ皆無だと言っても過言ではないです！

モンハンといえば、素材収集して装備を揃えて、強大なモンスターに挑む。負けては試行錯誤の繰り返し。その過程の中で、時には仲間たちとの採集や探索を楽しむ。これがこのゲームが盛り上がった理由の一つだと思うんですよね。

実際この映画『モンスターハンター』はどうだったかというと、

• 雑魚キャラ(ランポスクラス)に蹂躙される
• 装備は最初からほぼ揃っている
• 仲間が空気でほぼソロプレイ

こんな感じでモンハンらしさはなかったかなーと。

モンスターの造形などはリアルでしたので、

あくまで現実よりの『モンスターハンター』という認識。

雑魚キャラに蹂躙されて、仲間がほぼ空気で、大型モンスターに挑む。日本からは受付嬢役で山崎紘菜が参戦していますが、かなり空気。終盤も出てきましたが、一瞬でどこかに消えて行ってしまいました。(笑)

いい意味でも悪い意味でも映画の『バイオハザード』感は否めない感じでした。

映画の『バイオハザード』好きな方は楽しめる内容だったかも！でも原作愛が深い人などには少し物足りないような印象でしたね。

映画に登場するモンスター6種

ディアブロス

序盤にハンターの船を襲った大型モンスター。アルファチームがこの世界に迷い込んだ際にも立ちはだかる因縁のモンスター。こいつによって半数の隊員が殺されてしまいます。その方法は様々。体当たり、角での串刺し等。一般人には全てが一撃必殺です。下位ハンターが防具なしでG級クエストのディアブロスに挑むようなもんですね。つまり無理ゲーってことです。前半パートはほぼコイツとの戦いです。部位破壊なんかも再現されていてそこは良かったですね。

リオレウス

迷い込んだブラボーチームを全滅させ、ハンターの家族を殺した大型モンスター。序盤はほぼ姿を見せませんが、知ってる人はこの火の痕はアイツしかいねえだろうと思ったことでしょう。そう、看板モンスターといっても過言ではないリオレウスです。ビジュアルはかなりカッコよかった。しかし、結構呆気なく討伐されます。火を噴くのを逆手に取られ、結局自爆して狩られました。こんなでかい火を噴く恐竜みたいなのが現実に来たら、そりゃ歯が立たないわけです。

アイルー

ハンターの船に乗っているコックアイルー。可愛かったです(笑)

ネルスキュラ

序盤から長くの間アルテミスたちを苦しめるモンスター。このネルキュスラの幼体みたいなものにほぼ壊滅させられます。生きてるかと思いきや、身体に卵を産み付けられていて絶命といったショッキングなシーンも多数。子供にみせるには早い映画だったかも…。ともかく最新鋭の装備を持っていてもこの雑魚モンスターに壊滅させられるのが現実ってことですね。やはり対モンスターの術を身につけないと生き残れないのです。

アプケロス

モブの草食モンスターですね。ほとんどがこんがり肉のために狩られます。壮大な自然の中にこのモンスターがいるだけで安心します。肉焼きセットでのこんがり肉のくだりが予告編にはありましたが、本編には無かったような…。それくらい印象に残っていません(笑)

ゴア・マガラ

ラスボスだと思ったリオレウスを狩ったら次はこいつがやってきました。ここでやっとモンハンらしい構図になるんですよ。ハンターたちが武器を構えて一斉にゴア・マガラに向かっていくんですが、そこで終わるんですよね(笑)　この戦いが見たかったのに(笑)　そんなチョイキャラなのに一番続きが見たかったモンスターです(笑)

アイランドの感想まとめ

この映画をまとめると、

• ゲームのモンハンらしさはほぼ無し！
• リアル寄りのモンハン！
• 造形やモーションはさすがハリウッド！

こんな感じの映画でしたね！

ストーリーに関しては、正直に言うと、

序盤から退屈で、後半盛り上がってきたとこで終了

序盤はこの世界にやってきて、蹂躙されて仲間を失いますが、言葉の通じないハンターとの日々を通じてアルテミスがモンスターハンターになる過程を見るパートになっております。ディアブロスとの派手な戦闘は一瞬。ほとんどがネルスキュラとの気持ち悪い戦いです。砂漠の遺跡を拠点に、ネルスキュラを討伐し、こいつの毒を武器にしてディアブロスを討伐。やや退屈に感じる方もいるかと思います。

この映画はあくまでリアル寄りのモンハンです！

ゲームのような爽快感や、壮大さを求めていると肩透かしを食らうかも。

言うなれば、‟アルテミスのハンターになるまでの成長日記”です。

モンスターの造形やモーションは素晴らしかった！最新鋭の技術が結集していますね。一瞬一瞬の迫力は十分に感じ取れました。ただ、それじゃない感を感じてしまうストーリーだったのは残念です…。アルテミスがハンターとして成長していくのはよくわかりましたが、その過程での仲間の死、助けに来てくれたさらに多くの仲間の死が軽く描かれていたのはちょっと…。モンスターとの戦いというよりは、成長記録という印象でした。異世界の謎も解けずじまいで消化不良で終わりました。

なんやかんや書きましたが、リアルな『モンスターハンター』を感じたい方は十分に楽しめる内容だったと思います！この映画をきっかけにゲームの『モンスターハンター』も楽しめる方が増えたらいいな。その際はオンラインでお会いしましょう(笑)

いかがだったでしょうか！興味を持たれたら是非ご覧ください！

それでは、また～！