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劇場版『シグナル~長期未解決事件捜査班』のあらすじ・感想【ネタバレ有】

  • 2021年6月23日
  • 2021年6月23日
  • 邦画

こんにちは!ムビ8管理人のアイランドです!

本日は劇場版『シグナル~長期未解決事件捜査班~』のあらすじや感想などを紹介していきます!

本文にはネタバレを含みますのでご注意ください!

まずは公式の予告編をご覧ください!

作品情報

監督:橋本一
キャスト:
脚本:仁志光佑 林弘
三枝健人・坂口健太郎
オリジナル脚本:キム・ウニ
大山剛志・北村一輝
公開日:2021年4月2日
桜井美咲・吉瀬美智子 他

ドラマ版『シグナル』をおさらい!

ドラマ全体をザックリ紹介

現代と過去を繋ぐ、壊れた無線機。これがきっかけで過去の未解決事件の真相が明らかになり、未来が変わっていく。過去を生きる大山、現代の三枝はお互いに連絡を取り合い、事件の解決にあたる。これによってわかるいくつもの真実。三枝の濡れ衣を着せられた兄の死、大山失踪の謎。これらは強大な組織が引き起こしたことであると次第にわかっていく。その事実とは、警察の関与。過去の事件の真相を隠蔽し、この隠蔽のために兄と大山が殺されていたことが分かった。この過去を変え、未来を変えるために三枝の未解決事件捜査班は動き出す。三枝は過去に起こる事件の概要を大山に伝え、過去の事件を解決してみせろと言う。過去が変わり、未来が変わる、しかし、過去を変えることで現代にも大きな影響を及ぼしていく。

現代での動きに疑問を抱く警察幹部。大山同様に三枝にも魔の手が伸びる。大山の部下であった桜井も捜査の途中で命を落とす。その後大山が過去で事件を解決することで桜井の死はなんとか回避。これらの捜査の繰り返しによって徐々に過去の事件と繋がり、大山が殺された理由にも辿り着く。それと同時に大山を救える可能性を見出す。大山を救うために事件隠蔽の共犯者岡本を見つけ出し、真相に迫るが警察の送る刺客に撃たれ、三枝は命を落としてしまうのだった。。

同じく過去では追っ手に追われる大山。やはり大山の死は逃れられないのか…。そう思った矢先、大山の同僚が駆け付け、九死に一生を得る。大山の死が回避されたのだ。そして現代、三枝が目を開くとそこはいつも通りの光景。撃たれた傷は無く、名刺は”地域課”所属に。大山の死が回避されたことで、過去の事件は隠蔽に失敗し、全てがまとまりハッピーエンドに。かと思われたが、”新たな歴史”によって大山は再び失踪していることがわかる。果たして何が起こったのか!?

劇場版の簡単なあらすじ紹介

2021 年東京。
高速道路でハイヤーが暴走し政府高官が交通事故死する。三枝をはじめ、桜井(吉瀬美智子)率いる長期未解決事件捜査班は、この事故が仕組まれた事件である可能性を疑う。一方、2009 年の東京でも政務官が相次いで交通事故死していた。警察が事故として発表する中、大山だけは事件性を疑っていた。時刻は 23 時 23 分。繋がるはずのない無線機が再び鳴り出す!脅威のバイオテロから日本を救うため、陰謀渦巻く深い闇に立ち向かう”現在”と”過去”。そして、三枝と桜井は、”現在“で遂に大山と出会うことができるのか―

引用:https://signal-movie2021.jp/

物語はドラマ最終話のその後から

(C)2021「劇場版シグナル」製作委員会

歴史が変わって大山生存ルートとなり、三枝の警察学校卒業時に会う予定としていたが、そこに大山は現れなかった。大山は三枝に会う当日に何者かに狙撃され川に転落していました。しかし、これは事件化されず、”失踪”という形で隠蔽されていたのでした。

2021年の東京では新たな事件が発生。内閣の次長である三谷が不可解な事故死を遂げたのです。車がカーブを曲がり切れずに死亡と報道されたが、実は過去にテロで使用されていた”ヘロン”という毒ガスによる犯行でした。しかし、”ヘロン”は過去のテロ組織壊滅の際に警察がすべて押収し、根絶したと発表されていたのです。今回の犯行が”ヘロン”によるものだと報道されれば警察の失態ということになるのですが、刑事部長の青木は報道陣の追及に対してあっさりと認める展開に。

長期未解決事件捜査班は今回の三谷の事故死が過去のテロ事件に繋がっていると踏み、捜査を続けていると2009年にも内閣の政務官が事故死していたことが判明。この捜査をきっかけに物語は一気に加速していくのでした…。

事件の結末と大山の生死について

(C)2021「劇場版シグナル」製作委員会

今回の事件は過去に起きた「西新宿テロ事件」の捜査に不備があったものの、それを解決したと見せかける隠蔽工作によって起きた不慮の事故が原因でした。この事件の真犯人は青木でした。2009年に起こった内閣政務官のヘロンによる殺害の際に、車がある家族に突っ込んだのです。そこには青木の家族がいました。妻は死亡し、娘は植物状態に。正義を振りかざす警察と政界の癒着によって起きた今回の隠蔽工作を公の場で明かし、報復の決意を固めたことによる事件でした。しかし未解決捜査班の活躍もあって、青木の暴挙は阻止し、板垣殺害もなんとか食い止めたのでした。

大山は2009年の青木の家族に起きた事故に居合わせており、この事件を阻止するため過去の青木に「諦めなければ未来は変わります」とメッセージを残しましたが、残念ながらその言葉虚しく事件は起こってしまいました。三枝からこの事件の結果と2010年に射殺されることを最後の交信で伝えられました。これによって大山は死を回避。2021年に歴史は大きく変わります。政界と警察が癒着している証拠を押さえ、関係者は全員逮捕、青木も癒着を暴いた功績により警視総監に。警察に正義を取り戻し、無事悪事を暴くことに成功したのでした。そして大山と三枝の感動の再開…!大山の勤め先を突き止め、大山が車方降りてくるのを発見。しかし、トラックが横切ったそのあと、大山の姿は消えてしまっていたのでした。過去が変わり、現在が変わる瞬間を目撃したという意味が込められているんだと思います。これは私が思うに、ですが、大山は死の運命にあらがえなかったのではないでしょうか。過去をどんなに変えても何らかの原因で大山は死を迎える運命なのでしょう。最後に大山の車の中で無線機を見つけます。「諦めなければ未来は変わる。諦めなければ希望はある。」三枝のこのセリフで物語は幕を閉じました。

アイランドの感想まとめ

この映画をまとめると、

  • 諦めなければ未来は変わる
  • 警察と政界の癒着への注意喚起
  • 大山!あなたに会いたい!

こんな感じの映画でしたね。

過去と現在が無線で繋がるという設定は難解に見えてかなりわかりやすかったです。時間の系列もわかりやすくどんどん物語に引き込まれていき、時間軸の整理が分かりだすと全てが繋がってくるというあまり経験できない面白さでした。時間軸系で一世を風靡した『テネット』とはまた別の感覚ですね(笑)

そしてこういった映画にありがちな政界と警察の癒着。これは切っても切れない関係ですよね。ただの事件ではなくこういった汚職が絡んでくると、数多の人間の運命を変えてしまうという注意喚起のように思えました。現実の警察の方々は是非とも正義のために頑張ってほしいものですね。

最後に、、大山!!なんで会えないのか。。最後くらいは再会させてあげて欲しかったですね。「諦めなければ未来は変わる」これは嫌というほどわかりました。次への伏線なのかもしれませんが、ドラマからずっと追い続けてきている視聴者の視点からするとモヤモヤが残る結末でしたね。ホラー映画の最後のスッキリしない余韻を残すあの感じに近かったです。大山とみんなが再会できていれば文句なしです!そこ以外は本当に楽しめた作品でした!

いかがでしたか?ご興味があればぜひご覧ください!

それでは、また~!