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映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の感想【ネタバレ有】

(C)2020 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

こんにちは!ムビ8管理人のアイランドです!

本日は映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の感想をご紹介します!

まずは公式の予告編をご覧ください!

作品情報

監督:光野道夫

原作:映画“Pefettie Sconosciuti”

脚本:岡野惠和

劇場公開日:2021年1月8日

キャスト:

小山三平役・東山紀之

國山薫役・常盤貴子

向井杏役・木南晴夏 他

簡単なあらすじ

ある出来事をきっかけに結びついた3組の夫婦とひとりの独身男性。彼らは年に一回集まって友情を育んでいた。ところがある参加者の発言がきっかけで「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」ゲームを始めることに。後ろめたいことは何もないと言いながらも全員がスマホが鳴らないことを祈っている。スマホに着信があるたびにパーティは修羅場と化していき、7人は想像もしなかった”決断”を迫られる!

https://www.otonanojijo.jp/

秘密だらけの登場人物紹介※ネタバレ

以下、登場人物の抱える秘密等ネタバレを含みますので、ご注意ください!

小山三平(東山紀之) 職業:元教員の塾講師

この日集まる人物の中で唯一の独身で気弱な性格。パートナーをこの会に招待しようとしたが断念。自らがゲイであることを打ち明けられないでいる。

六甲隆(益岡徹) 職業:叩き上げの美容外科医

娘からの妻・絵里への不満などを受け止めている。自身は妻への劣等感や、性格のきつさに気を病んでおり、妻の競合精神科で経過診察を受けている。

六甲絵里 職業:TV出演もする売れっ子精神科医

娘と夫が自分に隠し事をしているのを察している。そんな娘と夫に不満を持っており、欠けた何かを埋める為か淵上と不倫関係にある。

園山零士(田口浩正) 職業:法律事務所のパラリーガル

不倫関係を持つ女性と、写真付きで頻繁に連絡を取り合っている。バレないようスマホが同じ機種の三平に交換を迫り、偽装工作を図る。

園山薫(常盤貴子) 職業:パート勤務の主婦

出会い系サイトで知り合った男性とメッセージのやり取りをしている。パーティーの日には、男性に言われるがまま、パンツを穿かずに参加。

淵上泰史(向井幸治) 職業:カフェレストランの雇われ店長

無類の女好き。妻・杏と不妊治療に臨んでいる。絵里と不倫関係を持つだけでなく、浮気相手を妊娠させるなど、何も考えていないバカが取り柄の青年。

向井杏(木南晴夏) 職業:動物病院の獣医

今回のゲームの主催者。泰史の不穏な動きを察知し、探偵事務所に身辺調査を依頼していた。これによって泰史と絵里の不倫が発覚。

軽快なテンポで進む暴露大会

物語は終始テンポよく進み、次々に各参加者の抱える秘密が発覚していくのはとても気持ちよく、最後まで飽きることなく楽しむことができました。スマホを見せるのには抵抗を示すも杏の為に、全員がゲームに参加しますが、トイレにスマホを持ち込もうとしたり、交換といった偽装工作を図るなど、やはりスマホには誰にも知られたくない情報がたくさん詰まっているんですね!(笑)

秘密の発覚からその原因を丁寧に説明してくれるので、話がとてもわかりやすいです。ただ終盤にかけて、不倫関係などのドロドロした問題を、いい話っぽく美談にまとめていくのは違和感がありました。

この7人組は昔に台風で孤立した時に、必死に支え合って救助が来るまで耐え抜いたという強い絆で結ばれており、毎年集まってこの時の出来事を忘れないようにしていたんだそうです。秘密が公になったけど、関係は断ち切らず、一旦すべてを置いといて今日を楽しみながら考えようとまとめられエンディングです。それでも不妊治療で悩んでいる杏の事情を知っているのに、不倫関係を持って自身を正当化する絵里や、別で子作りに励んじゃった泰史については簡単に許せるような問題じゃないような気がします。園山家については、不倫の関係というより、偽装工作を図る器の小ささなどについて叱責し、夫婦間で解決していたので良かったとは思いますが…。

スマホ一つで人間関係が壊れるなんて、恐ろしいですね!(笑)

まとめ

  • スマホ一つで壊れる人間関係のもろさ
  • 次々に発覚する問題とその解消のテンポの良さ
  • えぐさがえぐさを呼ぶドロドロコメディ!

まとめると上記のような映画です!個人的にはとても楽しめました!

スッキリしない問題の発覚もありましたが、過去に断っても断ち切れない関係のある7人組であったという背景を考えると納得もできるのでしょうか?おとなの事情の情の字に月があり、この映画では月食に言及する箇所があります。月食によって月はどんどん欠けていきますが、終われば元通りの輝きを放つ月になるというところで、この7人組の関係性を比喩するようなメッセージになっていたのでしょうね!この後の7人組がどのような選択をしたのかはわかりません。エンドロール後、全てを忘れて楽しむ7人組の中の誰かのスマホが鳴り、全員がその方向を凝視したところでこの映画は終わりました!

皆さんはスマホの中身を誰にでも見せられますか?今の時代、スマホに情報が集約されており、プライベートな情報もぎっしり。こんなゲームが始まる前に、一度スマホの取り扱いを見直してみてはいかがでしょうか(笑)

イタリアの映画のリメイク版のようなので、この映画が気になっている方はそちらの視聴もお勧めします!

最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、また!

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